• 福山ぶらり歴史紀行

神辺城跡

広島県福山市神辺町

謎多き戦国山城、村尾城。

誰もがその山を仰ぎ山城であると認識しながら、その全貌が全く見えてこない。なんとも不思議な山城である。黄葉山に位置する神辺城は某戦国ゲームにも登場する戦国山城であるが、実は神辺城という城は存在しなかったのだ。
当時は村尾城と呼ばれ、室町時代に山名氏によって築かれたのが始まりと言われる。戦国時代に神辺合戦がおこり、城主は幾たびも変わったが、水野勝成入封後は、これを廃城として福山城を築城することになる。神辺城と呼称されたのはそれ以後の事である。
村尾城は築城以後、次第に整備されていき、最終的には多数の櫓と天守を有する石垣造りの近世城郭として語られているが、現在の遺構は曲輪跡や堀切などのみであり、詳細は今もってわかっていない。
後世の人たちが作った神辺城のイメージではなく、当時の村尾城はどのような城であったのか、咲き誇る桜の下で、遺構と対面しながら、じっくり考えてみるのもミステリアスかもしれない。

一番西の端の曲輪から山頂を望む。ぼんぼりが花見客を迎えてくれる。

主曲輪から西方を望む。視界いっぱいの桜が美しい。

盛りの頃の桜のトンネル。山頂への道。

眼下に広がる神辺の町並。

主曲輪東側に残る石垣跡。

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