広島県福山市駅家町

福山古墳ロード

千五百年の時越える古代への道をぶらり散歩。

福山は城で象徴されるように近世の城下町であるが、周辺部は、古代から歴史を重ねてきた地が多く存在する。
そのひとつが駅家。古墳時代の象徴である古墳が点在している。
千五百年以上も昔から人々が営みを紡いでいた証しであり、後世への礎を築いた場所である。
至るところに古代への道は開いているが、初心者にうってつけなのが「福山古墳ロード」だ。
駅家地区に設定された古代散策のための道筋で、所要時間2~3時間のAコースは、JR近田駅から服部大池まで歩く。近世の遺物では計れない歴史の奥深さを実感できるだろう。

二子塚古墳の石棺の側石を転用したものと言われる板碑(いたび)。建立されたのは延文2年(1357)である。古代から中世へ、人々の暮らしは連綿と受け継がれている。

30軒もの竪穴式住居跡が見つかった池ノ内遺跡群。住宅団地の造成で遺構は確認できないが、その地からの見晴らしは古代人が見た風景であったろう。池の内第二遺跡は埋め戻し、人々の憩う公園となっている。

福山古墳ロード【服部Aコース】のパンフレット。2~3時間でJR近田駅から服部大池までを散策するコース。見学地の解説の他、トイレの場所も記載。コースは他に【服部Bコース】(服部大池~猪の子古墳)【服部Cコース】(服部大池~北塚古墳)もあり。

服部Bコースの終点は「北塚古墳」。

服部Bコースの「大迫古墳」。日常の風景に溶け込んでいる道端の古墳。

文と写真 秋山 由実