• 福山ぶらり歴史紀行

川口・新四国八十八ケ所

広島県福山市街地南部

江戸時代の海岸線を辿るお遍路の旅

145年前の幕末、川口村の土手に沿って作られた八十八カ所遍路道。当時、多くの住民が金剛杖をつき巡礼し、救いと安らぎを得たという。
現在は道路の拡幅などで札所の場所が変わったりしているが、今も八十八ケ所はおおむね土手跡沿いに存在する。札所の1番は松浜町から始まり、川口の土手跡を巡り、多治米・野上・古野上町の水道局横で88番が終わる。距離にして約8kmである。
札所の大半は当時の海岸線沿いにあり、札所を巡ると145年前の土手跡を辿ることができる。巡礼の旅は時を越え、歴史散策の旅へと誘(いざな)ってくれる。

1番札所は「松浜町1丁目北」交差点を南に40mほど。そこから本来の土手はリーデンローズの中を通り、「福山みなと公園」の西側の道に続く。そこに3番~9番がある。そのまま東の堤防跡を下っていき、川口町と曙町の間を流れる「汐廻川」の東側の道に出る。ここから一直線上に将棋角まで24番~52番。方向を変え、天勇庵~五本松までに75番。体育館の東の道。

五本松にある70番と71番の札所。ここの堂でもひと休み…。

お大師さん道沿いのお茶堂の敷地にある44~48番。疲れたらここの辻堂でひと休みできる。

西の土手跡にある天勇庵境内には55~63番がずらり並ぶ。

川口・新四国八十八ケ所の巡拝ガイドが載っている「川口ふるさと探訪」。川口公民館(084-953-2393)にて200円で販売。

文と写真 秋山 由実

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