連日の猛暑！危険を感じるほどの暑さで、８月５日の福山市では観測史上最高となる38・5度まで上がった。福山だけでなく、この日は広島県を中心に中国地方各地で最高気温が更新された。そんな中での台風９号の上陸。瀬戸内では目立った被害はなかったが、猛暑に台風と忙しい季節の沖釣り情報だ。

福山沖～芸予諸島

　福山市内海町・横島沖でキス・ベラが順調な食いを出している。どちらも型が良く、18～22cmを合わせて20～50匹の釣果が出ている。キスとベラの数は３対１でキスが多く、特に横山海岸沖ではキスが活発。田島側に寄るとベラが多くなるようだ。

　福山市鞆町沖・仙酔島周辺でタコが釣れだした。タコテンヤで狙って500gから１kgが２～３ハイと数は出ていないが、狙いはこれからで、５～７ハイ狙えるようになる。すでに三原の糸崎沖ではタコが本格化しており、間もなく鞆沖でも順調に釣れ出すだろう。

　竹原沖・しまなみ海道の各島部ではマダイが出ている。大島沖では50㌢の良型が10枚という釣果が出たようで、秋のタイシーズンが間もなくとなった。

笠岡沖～多度津沖

　笠岡沖・白石島ではキスが好調！15～20cmが30～35本も出ている。白石島はとにかくキスが多い所で、島の周辺ならどこでも狙える。型なら金風呂水道、数なら島の北側一帯だ。沖の白石や小島周辺で期待できる。

　下津井沖一帯ではマダイが好調な食いを出しており、30～45cmが６～８枚出ている。瀬戸大橋下一帯が良く、櫃石島沖や三つ子島周辺、与島の東沖も狙い。先日、本島の東沖で67㌢の大型が出たようだ。

　西讃・多度津沖の高見島ではルアーによるハマチがまずまず、60㌢級が３～４本釣れている。40cm級を含めると２ケタ釣る人もいる。例年秋には90cm級のブリが釣れ、大いに期待できる。

　余談だが、足を延ばして兵庫県の明石海峡まで走った岡山の釣り人は、１kg以上の大きなマダコを20ハイも釣って帰り、「さすがタコの明石だ」と喜んでいた。

つり仲間／浅野敏夫