• イク男さん奮闘記

これでいいのだ イク男さん奮戦記 vol.9

びんまる イク男さん奮戦記

愛する子どもと愛するママのために育児を積極的に行う男。それがイク男!
仕事と家庭を両立できるナイスガイ!忙しさで時間をつくれないという弱気なパパ達に子育ての楽しみ方をお見せします。

自身が単身赴任中の出産・育児、
妻の不安や負担を減らすために取得しました。

Q 育児休業中、大変だったことは?
長男と少し年が離れて次男を出産したため、育休所得時には長男が小学生。わんぱくな盛りで元気な長男に宿題をさせたり、遊び相手になったりと、手がかかることもあり、育児の大変さを再確認しました。

Q 育児休業を取得して良かったことは?
長男の時は違う職に就いていたため、育休取得ができる環境ではなかったので、1週間ではありますが、妻の手伝いができたり、子どものことをしっかりと見ることができました。何気ない日常の1コマも、全て楽しかったです。


元祖イクメン

イクメンとは、2000年代以降に出てきたイメージがありますが、実はもっと昔、はるか奈良時代にもイクメンは存在しました。

彼の名前は山上億良。万葉集の中の貧窮問答歌という和歌を書いた人といえば、社会の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか。

その万葉集の中にこんな歌があります。「憶良らは今は罷(まか)らむ子泣くらむ それその母も我をまつらむそ」これを現代語に訳すと「憶良はもう帰ります。今ごろ子ども泣いてるでしょうし、その子どもたちと一緒にいる妻も待っているでしょうし」

仕事中であっても、家庭のことを最優先に考える。これこそがイクメンのあるべき姿ではないでしょうか。こんな憶良さんですから、帰宅した後も家事や育児をしていたことでしょう。

また、こんな歌もあります。「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして思はゆいづくより来りしものそ目交にもとなかかりで安眠しなさぬ」「瓜を食べれば(家に残した)子どものことが自然に頭にでてくる。栗を食べればなおさらだ。いったい子どもたちはどのような縁で私の子どもとしてやってきたのだろうか。目の前に子どもの姿がちらついて眠れない」

イクメンは時代を超えて存在するようです。

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