• ご朱印帳のすゝめ

臨済宗妙心寺派 大雄山 正法寺

広島県福山市鞆町後地

1598(慶長3)年に京都・臨済宗東福寺派の禅寺として創建。その後1623(元和9)年に深溪和尚により、妙心寺派の末寺として再興された。

深溪和尚は庭造りにも熱心で、奇木や珍石を多く集めて庭に数寄を凝らしたとか。境内の羅漢堂には鞆の多くの信者から寄進された十六羅漢像が安置されている。江戸時代には朝鮮通信使の常宿としても利用されていたという。

創建後400年経った現在は壮大な宇宙を思わせる枯山水の中に柔和なほほ笑みをたたえるお地蔵様がたたずむ。庭のあちこちに、昔からの石仏に加え座禅や万歳などをしている愛嬌のあるかわいいお地蔵様の姿を見ることができ、自然と優しい心持ちになる。

本尊は木造釈迦如来坐像。寺の鬼門の北方には、かつては秘仏とされていた毘沙門天が祀られており、精悍で美しい姿を拝むことができる。

PAGE TOP