• ご朱印帳のすゝめ

沼名前神社(鞆祇園宮)

「鞆の祇園さん」と親しまれ、多くの人の崇敬を集める沼名前神社。平安時代の延喜式にも記載されている由緒正しい神社で、大綿津見命と須佐之男命を祀っている。

約1800年前、第一四代仲哀天皇の二年に神功皇后が西国へ向かう途中に立ち寄られ、斎場を設けて綿津見命を祀り、海路の安全を祈念されたのが同社の始まり。帰路で再訪され、弓を射る時に使った武具の一種「稜威の高鞆」を納められたことから、この地を鞆と呼ぶようになったという。

水野勝重が寄進した県重要文化財のユニークな鳥衾形の第二鳥居や、水野勝貞が奉納した市重要文化財の石灯籠、吉凶を占うといわれる力石、国の重要文化財で豊臣秀吉が遺愛した日本唯一の組み立て式の能舞台など見所いっぱいの広い境内を、心静かにゆっくり散策したい。

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