• ご朱印帳のすゝめ

樋の尻山 嫁いらず観音院

樋の尻山 嫁いらず観音院

 井原市西南部に位置する小高い樋の尻山の頂にある嫁いらず観音院。奈良時代の天平9(737)年に、名僧・行基上人により開山されたと伝えられる歴史ある名刹だ。
行基自作のご本尊の十一面観世音菩薩に参拝すると無病息災で一生幸福に過ごすことができ、老後も嫁の手を煩わせることなく極楽往生できる霊験があるとされ、「嫁いらず観音院」の名で親しまれている。
春分の日、秋分の日は大祭にあたり、中四国はもとより、全国からも参拝者が詰めかける。3・8・9・12月を除く毎月第3日曜は月例祭。地元・大江町の野菜や果物、特産品、スイーツ、手作り雑貨、軽食などのブースが並ぶ青空市「観音マルシ ェ」も開催され、にぎわいを見せている。
本堂裏手にある樋の尻山と、四方を囲む四つの山には西国三三観音が祀られており、霊場巡りができるよう整備されている。同山の頂上付近にある「さすり観音」は具合の悪いところをなでると、健康のご利益があるとされる。
山頂からの眺望もすばらしく、これからの季節は眼下に満開の桜並木を望む絶景が楽しめる。

樋の尻山は、徒歩約15分でぐるりと一周でき、29の霊場をお参りできる。四季折々に表情を変える山々や草木、野鳥の姿も楽しめ、トレッキングコースとしても人気のスポットだ。

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