広島県福山市鞆町

福禅寺對潮楼

海岸山千手院福禅寺は平安時代の天歴年間(947〜957)の創建と伝えられる真言宗の古刹で、国の史跡に指定されている。本堂に隣接する對潮楼は江戸時代の元禄年間(1688〜1704)に創建された客殿で、そこからの眺望はすばらしく、1711年朝鮮通信使として訪れた李邦彦は「日東第一形勝(日の昇る東の国で一番の景色である)」と賞賛。

 

1748年には通信使の洪啓禧が客殿を「對潮楼」と命名、洪景海がその書を残している。江戸時代、使節のための迎賓館として使用され、日本の漢学者や書家との文化交流の場となっていた。現在は「21世紀の朝鮮通信使」と銘打った日韓トップ囲碁対局が毎年行われている。

山川龍舟 住職