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各地の釣況・早い春一番に誘われて…鞆で早くもハラミのチヌ、箕沖でカレイが!

各地の釣況

中国地方は、平年よりも27日も早く「春一番」が吹き荒れ、瀬戸内も沖に白波を立てて、春の訪れを待ち望んでいる。2月後半には20度と4月下旬並みの気温となり、早いと言われていた春が、一気にそこまでやって来たようだ。各地の釣況だ。

福山市箕沖 芦田川河口堤防一帯

 堤防からの投げ釣りで、カレイの手の平級が釣れてきた。20cm級だが4枚の釣果が出ており、これから春のカレイに期待ができそうだ。 青虫をエサに40~50m沖へ投げて狙ったもので、満潮前に続けて釣れた。他に17cmのハゼが2匹、10cmのフグが2匹の釣果だった。投げ釣りのポイントで、食いが出るのは五分満ちから満潮の潮だった。

 

福山市田尻町 田尻漁港波止

 アミエビをまいてのサビキ釣りでギギや小さなメバルが釣れている。ギギは食い活発で5~8cmが中心で16匹の釣果、他に10cmのメバルが2匹出ている。サヨリも回って来るが、食いにムラが大きくエサに見向きをしない時もあるようだ。ギギは30~40匹釣れる期待も。

 

福山市鞆町 市営渡船乗り場堤防

 冬から春に移ろうとしているが、依然冬からのチヌが続いており、次第に型も良くなってきたようだ。オキアミを撒いてのフカセ釣りで狙っており、34cmのチヌが…。 チヌの食いは昨年から続いておりよほどの冷え込みがない場合は出るよう。 すでに型にも期待ができるようになり、40cmオーバーが出ている。満潮前の緩みと下げ潮が動き始めた時が時合いのようで、間もなくハラミの乗っ込みも、徐々に始まってくるだろう。

 

笠岡市神島 正砂・神島神社前テトラ

 堤防やテトラ、波止の先端からの投げ釣りで、24cmのアイナメが釣れた。アイナメだけでなくカレイが狙える釣り場で、できれば遠投する方が有利。アイナメは少なくなったが、カレイはこれから春ガレイで、30cmの大型の実績も多く、これからが狙い時、エサは青虫だけでなく本虫も用意したい。 なお、笠岡沖の差出島、馬石では、41cmと39cmのチヌが出ており、聞けばすでに腹には卵を抱いており、早くもハラミチヌの乗っ込みが始まるようである。

 

 つり仲間/浅野敏夫

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