広島県福山市草戸町

中道山 明王院

芦田川に面した愛宕山山腹にあり、草戸千軒町遺跡を見渡す明王院。もとの名を西光山 理智院 常福寺といい、807年弘法大師によって開基されたといわれる真言宗の古刹だ。

1321年に建てられた本堂と、1348年建立の五重塔は国宝。本尊の十一面観世音菩薩立像は重要文化財に指定されている。山門や庫裏、鐘楼など県や市の重要文化財も多数有する、貴重な文化財の宝庫でもある。

本堂は折衷様の現存中最古級の建物で和様と唐様の長所を巧みに融和している。五重塔は総高29㍍あまりの純和様建築。日本で5番目に古いといわれる端麗な姿が印象的だ。

今年は本堂建立700年に当たり、11月3日には記念法会も予定されている。

3月6〜7日には恒例の愛宕大権現大祭が開催される予定。例年行われる柴燈護摩供と火渡り神事は中止で、6日は深夜0時までお守りの授与、7日は7時〜正午まで本祭を行う予定という。