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旧キャスパ跡地再開発 トモテツグループが「南棟」着工 24年3月の完成目指す

トモテツグループ

JR福山駅南側の福山市三之丸町にあった商業施設「旧キャスパ」跡地の再開発事業で、建設が予定されているビル3棟のうち「南棟」の地鎮祭が12月12日、現地で行われた。同棟を建設するトモテツグループ(同市)や再開発を行う他の2事業者、行政関係者ら約20人が出席した。
神事に続いて同グループの林克士代表らがくわ入れを行い、神前に玉串をささげて工事の安全を祈願した=写真。あいさつした林代表は「建設地はトモテツグループゆかりの地で、大変思い入れがある」と述べた。
南棟は7階建てで、延べ床面積は5557.51平方メートル=イメージ図。1・2階は商業施設で、3〜7階はオフィスフロアとする。当初計画では5階建てだったが、オフィスへのニーズ増を見込んで規模を拡大した。高断熱・高効率の省エネ設備を備え、換気設備や加湿設備など感染症予防対策も講じている。

再開発事業は、2022年3月に㈱キョーエイネクスト(同市)が10階建ての「中棟」を完成させ、穴吹興産㈱(香川県高松市)がマンションやオフィスフロアなどからなる25階建ての「北棟」を建設中。
3棟は2階部分をデッキでつなぐことで一体感を演出するほか、施設内の回遊性を高め、駅前のにぎわい創出も図る。施設全体は24年3月の完成を目指す。
林代表は「キャスパ閉館から約10年が経過した。(新ビルの建設により)市の玄関口にふさわしい、スマートで都市型の駅前になれば」と意気込んだ。出席した枝広直幹市長は「これから一日一日と駅前が姿を変え、市民の期待が高まって、エリアの価値も向上する」と期待を寄せた。

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