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御池鐵工所 従業員向け「腸活セミナー」 健康化計画の一環で実施

㈱御池鐵工所

産業廃棄物処理機の設計・製造を行う㈱御池鐵工所(福山市神辺町川南396-2、小林秀匡社長)は9月5日、同社で従業員向けの「腸活セミナー」を開催。約70人が参加した=写真上。同社は「御池健康化計画」と銘打ち、公益財団法人中国労働衛生協会(同市引野町5-14-2、宮田明理事長)の協力を得て、昨年から従業員の健康支援を実施。社内に従業員専用のスポーツジムを開設したり=写真下、設定した体脂肪率をクリアすれば賞与をアップするなど、ユニークな取り組みで注目を集めている。同計画の一環として6月、㈱サイキンソー(東京)が提供する「腸内フローラ検査」を実施。40歳以上の従業員約80人が受診した。セミナーではその結果を踏まえ、同社の管理栄養士・原田結さんが検査結果の見方や腸内フローラについて解説した。

フローラとは「花畑」の意味。腸内の細菌が腸の壁にびっしり張り付いている様子が花畑に似ていることから、こう呼ばれている。原田さんは「腸内フローラは、消化・吸収・排便促進や感染予防などの働きを持つ短鎖脂肪酸の量と、腸内細菌の多様性(菌の総数と種類が多い)が重要」と説明した。また「腸に良い食べ物としてヨーグルトが挙げられる。食べる際は蜂蜜やバナナを組み合わせるとよい」と食べ方を紹介。最後に、朝食を必ず取る▽ご飯をもち麦入りにする▽みそ汁には海藻類とキノコ類を入れる▽スープやみそ汁は具だくさんにする▽外食の際はなるべく定食料理を選ぶ▽1日30品目を目指す─といった“腸活”のポイントを披露した。 御池鐵工所は11月から、同協会の協力を得て握力など5項目の体力測定を実施する予定。小林社長は「従業員の体のことをあれこれ言うと『ハラスメントだ』と思われるかもしれないが、食事や運動などあらゆる面から健康を手厚くサポートしたい」と話していた。

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