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啓文社と後藤鉱泉所がコラボ 「尾道文学サイダー」発売 第1弾は林芙美子がテーマ

㈱啓文社、後藤鉱泉所

地場書店の㈱啓文社(尾道市東尾道10-26、手塚淳三社長)と飲料製造の後藤鉱泉所(同市向島町755-2、森本繁郎代表)は、コラボ商品「尾道文学サイダー」を開発した。第1弾は尾道ゆかりの文豪・林芙美子にちなんだ物。備後地域の啓文社各店などで販売している=写真。 昔懐かしい飲料で人気の後藤鉱泉所は1930年、啓文社は31年創業。無料で経営支援を行う「福山ビジネスサポートセンターFuku-Biz」(福山市霞町1-10-1)に別々に相談していたところ、高村亨センター長にコラボを提案され、両社の商材を組み合わせた商品を企画した。51年に没した芙美子の絶筆となった長編「めし」の中にサイダーを描写した一節があることを、啓文社の井上剛・店売部長が発見。それをヒントに森本代表が商品化した。製法や機械は当時のものを採用。現在使われる液糖ではなく砂糖を使い、爽やかなリンゴ風味にした。市内の高齢者に試作品を飲んでもらうなどして味を調整し、炭酸抑えめのサイダーに仕上げた。200ml入りで380円。ラベルは地元のイラストレーターが描いた。【問】啓文社本部☎0848-20-3434  ▽後藤鉱泉所☎0848-44-1768

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