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村上脳神経外科内科がCF 手術用顕微鏡の資金募る「井笠の救急医療を守りたい」

医療法人村上脳神経外科内科

 医療法人村上脳神経外科内科(笠岡市大井南28-4、村上裕二院長)=写真上=は3月24日まで、クラウドファンディング(CF)サイト「READY FOR」(https://readyfor.jp/projects/murakaminougeka)で、手術用顕微鏡を更新するための資金を募っている=写真下。

 「脳外科手術が必要な場合、発症から治療までの時間が短いほど助かる可能性が高まる。笠岡で『手術できる脳神経外科』を維持することが、地域貢献を目指す私の使命」と村上院長。しかし新型コロナウイルスの影響による経営難で、命を救うための医療機器の継続運用が難しくなりつつあるという。

 「これからも救急医療機関としての役割を守り、地域の皆さんにより良い医療を提供したい」との思いから、手術に欠かせない顕微鏡の更新資金をCFで募ることを決めた。

 現在使用している顕微鏡は導入から20年が経過しており、不具合はないものの、いつ故障するか分からない状況という。しかし手術での使用頻度は高く、約四割に相当する年間40件以上で使っている。

 顕微鏡の買い替えに必要な費用は約1400万円。その後の費用なども含めると1700万円が必要となる。しかしコロナ禍により、前年同月比で10~30%の収入減が毎月のように続いており、自己資金で用意できるのは700万円だという。

 CFの目標金額は1000万円。支援は3000円~100万円の8コースを設け、感謝のメールやホームページへの名前掲載、待合室への名前掲示などの返礼を用意する。

 【問】☎︎0865-69-2345

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