• 自治体・企業・新商品

早川ゴム 高断熱のCLT建築向けに新たな防水仕様を開発

早川ゴム㈱

 早川ゴム㈱(福山市箕島町南丘5351、横田幸治社長)はこのほど、屋上防水用の塩化ビニール樹脂系シート「サンタックIBシート」の新たな防水仕様「IB─HDF─CLT工法」=写真上=を開発。CLT(直交集成材板)建築向けの下地防水では業界初となる、「飛び火認定」と呼ばれる屋根の防火性能の認定を国土交通省から受けた。

 19年に竣工した北海道林産試験場のCLT性能評価実験棟「Hokkaido CLT Pavilion」(旭川市)=写真下=にも、同社のシート防水が採用された。同実験棟は20年度のグッドデザイン賞、ウッドデザイン賞の二冠を達成し、CLT建築の先進事例の一つとして評価された。

 同社は、CLT建築の普及に積極的に取り組むハウスメーカーのライフデザイン・カバヤ㈱(本社・岡山市、窪田健太郎社長)と協業。さらなる改良を進め、新たな防水仕様の開発に成功した。これにより、建築基準法で高い屋根防火性能が求められる防火地域や準防火地域でも、CLT下地でフラットな屋根を採用した建築物を建てやすくなる。【問】084-954-7801

同じカテゴリーの記事

PAGE TOP