• ご朱印帳のすゝめ

三蔵稲荷神社

広島県福山市丸之内

福山の開祖・水野勝成は21歳の時、父の勘気に触れて放浪と武者修行の旅に出た。戦があると聞けば四国や九州に赴き、京都の山門で浮浪者の群れの中に居たり、虚無僧になり山野で寝たこともあった。それでも常に肌身離さず持っていたのが、三蔵稲荷のご神体だったという。

勝成は福山城築城とほぼ同時期に、城の背後に三蔵稲荷を祀った。阿部時代になっても代々鎮守として祀られ、現在に至る。約400年以上もこの地に根付き、厄除けや縁結び、学業成就などを願う多くの人が足を運んでいる。

境内には昭和17年に移築された趣のある能舞台がある。鏡板に描かれた見事な老松は、福山藩絵師として知られる藤井松林の作。愛媛県西条市の石鎚神社の遥拝所も設けられており、石鎚神社のご朱印もいただける。

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