なな行政書士法人

相続・成年後見に加えてビジネス関連も広く対応

なな行政書士法人 代表
岡村 奈七江さん

広島県職員として総務・土木・教育などの分野で働いたキャリアを持つ。「広島市に大きな被害をもたらした平成11年6月豪雨の復旧作業のため、用地買収を担当したことも」。所有者が死亡していた土地の買収のため、相続手続きを手伝った経験もある。「各方面の専門家と連携したことが、今の仕事につながっている」

昨年、広島市で「なな行政書士法人」を立ち上げ、今春には福山オフィスもオープンした。「福山在住の行政書士の香本祐充子さんと出会ったことがきっかけだった。成年後見制度を用いた高齢者支援に注力したいという思いが一致した」。広島で手掛けた案件の中にも県東部関連の内容があり、福山でのニーズも高いのではと感じていたという。司法書士・税理士・行政書士などが講師を務める「相続・信託セミナー」を、8月と11月に主催した。「参加者の関心は高いが『これまで情報を得るチャンスがなかった』という声を聞く。今後も正しい情報を伝えたい」。来年も314回開催予定だ。行政書士として、許認可や各種法人設立、新型コロナウイルスやITに関連した助成金の申請など、ビジネス上の手続きにも幅広く対応する。スタッフは行政書士四人を含め広島に五人、福山に四人。図らずも女性ばかりが集まった。「傾聴が得意な女性の特性を生かしている。相続が気になりながらも、何もせずに思い悩んでいる人には、少し勇気を出して最初の一歩を踏み出してほしい」。無料の初回相談は2時間に及ぶことも。「『長く悩んでいたが、話せてすっきりした』と喜ばれる。しっかり話を聞き、最良の対応につなげたい」。目指すのは、地域に密着して個人や法人の力になる“かかりつけ行政書士”だ。

中国ビジネス情報2020年12月20日号「今輝いている女性」より