• 備後の顔

地域の医療と老後支える オンライン診療にも注力

医療法人K.F.会 青葉台クリニック

医療法人K.F.会 青葉台クリニック 院長 金子 克彦さん

 

43年前に「金子医院」として始まり、地域医療を担った福山青葉台病院の後継施設として2011年、青葉台クリニックを開業。外科・内科・胃腸内科・整形外科・リハビリテーション科で外来診療を行う。「青葉台周辺はJFEスチールの関係者が多く住む住宅地。昭和40年代に転入して家を構え、定年まで働いた人の中には、高齢者だけの世帯も目立つ」。関連の有料老人ホーム「ハウスカ青葉」(福山市青葉台1-10-20)と連携して、地域住民の老後を支えている。17年からオンライン診療にも取り組む。「コロナ禍以前は利用する患者さんは少数だったが、春先から増えた」。従来、初診は対面診療でオンラインは二回目からという条件付きだったが、政府が新型コロナウイルスの流行期間中に限り初診からの利用を認めたことも影響した。「この春は医療資材の不足が問題になったが、医師会を通して地元企業から寄付を受け、ありがたかった」。マスクなどは在庫品でしのげたが、防護服などは手作りしたこともあった。「出番がなくて、ほっとした」と笑う。しかし、現在も健康診断を見送る人は少なくない。「コロナだけでなく他の病気もきちんと恐れてほしい。第一波の頃は神経質になる人が多く、ケアが大変だった。気を引き締めて冬を迎えたい」

2020.10.20 中国ビジネス情報「人出会い人トーク」より

 

 

 

 

 

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