• 備後の顔

心が動くから体も自然と動くリハビリを提供

㈱ケンセイ舎

利用者が互いに刺激を与え合う

デイサービスセンター マーブル・ワン 生活相談員
後藤 栄介さん

㈱ケンセイ舎が運営するデイサービス施設「マーブル・ワン」。6階にある開放感あるサロンで、毎日50人ほどの高齢者と運動やレクリエーションを行っている。「マシン類を使ったトレーニングは、10─30分程度行う人が多い」。一人一人に合わせたメニューを提案し、無理なく続けられるよう配慮する。利用者は男女を問わず80─90代が目立つ。「102歳の女性も元気にトレーニングに励まれており、刺激を受ける人が多い。この向上心に満ちた空気は一朝一夕で生まれるものではない。楽しんで取り組む姿に、スタッフも元気をもらっている」と話す。週に1─2回は集団で体操を行う。「意欲的な人が多く、1時間にもわたって続ける。福祉の現場で7年間勤務した後、3年前からここで働いているが、最初は集中力のあまりの高さにびっくりした」「運動が苦手」と感じている人も通いやすいよう、機能訓練だけでなくエステやボディーケアのサロンも併設し、専任スタッフが癒やしのメニューを提供。さまざまなニーズに柔軟に応える。「加齢とともに今までできていたことができなくなるのは当たり前だが、マーブル・ワンでは気持ちが変化すれば体は進化することを実感できる。例えば運動の習慣がない80代後半の女性が、本人の努力で現状を克服され、暮らしの中でできることが増えた例もある。利用者の前向きさに励まされます」

2020.11.01 中国ビジネス情報「顔」より

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