• ご朱印帳のすゝめ

首無地蔵菩薩

広島県府中市出口町

府中市出口町、八ツ尾山の南のふもと、標高65メートルにある首無地蔵菩薩は、お参りに訪れる善男善女でいつもにぎわうパワースポットだ。

祀られているのは、高さ35cm、横幅20cm、厚さ11cmの石地蔵で、名前のとおり首から上が無い。いつごろ誰が祀ったかは不明だが、相当古いものと考えられる。  古老の話によれば、昭和の初めごろは現在の地蔵堂から南へ80m下手の農道に祀られていたが、1970年ごろ市道の拡張工事の際、30m上の丘に押し上げられて、埋まってしまっていたという。

77年5月18日未明に、府中市新町に住む東寿男氏の夢枕に地蔵が現れ「掘り起こして祀れば、全ての人の願い事がかなえられる」とお告げがあったことから掘り起こされた。79年5月16日には現在地に遷座し、ご本尊の地蔵は本堂に安置された。  参拝者のあらゆる願いがかなうと評判になり、今でも全国からお参りに訪れる人が絶えない。

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