• ご朱印帳のすゝめ

光明山 南昌院

光明山 南昌院

緑豊かな高台に静かにたたずむ南昌院。元は門前町としての歴史を持つ笠岡市街地にあり、慶長・寛永年間ごろは東照院と呼ばれていたという。
約300年前の貞享年間にやはり市街地にあった遍照寺の塔頭(大寺院に属する小寺院)の一寺院として、弘俊和尚が開基したと伝えられるが、最近の調査でさらに早い時期の創建であることが明らかになっている。昭和40年代の市街地の区画整理により、昭和59(1984)年に市の公営墓地である「相生墓苑」の中の現在地に移転した。
日本画家・小野竹喬の両親の菩提寺で、ご本尊は薬師瑠璃光如来(お薬師さま)。四季折々の風景を取り入れた美しいご朱印が約50種もあり、好きなご朱印を選べると好評だ。 毎月28日の10時からは心願成就を祈祷する護摩祈祷が行われている。また春と秋の彼岸には「お彼岸祭」を実施。護摩祈祷や写経体験、オリジナルのご朱印作りなどを通じて、楽しく修行体験ができる。
今の季節、美しい桜もまた訪れる参拝者の心をなごませてくれる。

境内には、お釈迦さまが入滅(死を迎えること)の際に残された足跡を刻んだ仏足石が置かれている。礼拝の対象として釈迦の足裏の形が彫られ、日々の精進を表す魚紋や、永遠の功徳を表す渦巻き、悟りの象徴の菩提樹といった紋様が刻まれている。

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