• ご朱印帳のすゝめ

龍雲山 洞林寺

龍雲山 洞林寺

神村城主・野木沼掃部が菩薩寺として永禄3(1560)年頃、沼隈郡神村字洞林寺(福山市神村町)に開かれた。龍雲寺と号して営んできた中、元和6(1619)年福山城が出来上がり、城主の水野勝成によって城下町が作られた際に、現在の東町に移した。その際に龍雲山洞林寺と名を変えた。
3代目・勝貞、4代目・勝種の香華院としての役割も担った。明治24(1891)年、山陽鉄道(JR)開通に伴い、北側に本堂と庫裡が、南側に水野家の生母である五輪塔や墓地が分けられ、今の形となった。昭和20(1945)年8月8日には、福山大空襲で洞林寺も大部分が焼失してしまった。現在の建物は昭和39(1964)年に再建したものだ。
450年以上の歴史を持つ洞林寺。同所では悩みや愚痴など、他人には言えないような話を心理カウンセラーの資格も持つ第20代住職・伊達閑斉さんに、サイフォンで淹れたコーヒーを片手に話せる「坊主カフェ 洞閑」やエステサロン、本堂で行うヨガ教室なども実施している。

毎月第2月曜19時〜20時30分は、先着5人予約制の「夜の寝転び会」を催しています。洞林寺の本堂に30分ほど寝転ぶという貴重な体験は、気分転換になり心がスッキリしますよ。「さまざまな催しからお寺の文化や歴史に触れてみて」と伊達さん。若い世代から高齢者まで、幅広い方々が訪れているとか。

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