• ご朱印帳のすゝめ

艮(うしとら)神社

艮神社

 尾道旧市内で最古の神社といわれる艮神社は、大同元年(806)の建立で、ご祭神は伊邪那岐命(イザナギノミコト)、天照大御神(アマテラスオオミカミ)、素戔男命(スサノオノミコト)、吉備津彦命の四柱。千光寺山ロープウェイ山麓駅すぐ横にあり、尾道出身の映画監督・大林宣彦さんの映画の舞台になるなど、観光客にもなじみの深い、尾道を代表する神社だ。尾道市の鬼門にあたる北東の方角にあり、市全体を守護しているといわれている。
境内には広島県の天然記念物に指定されている四本のクスノキが、まるで神社を守るかのように生い茂っている。中でも拝殿前にある最大のクスノキは推定樹齢900年、高さ40メートル、幹回り7.3メートル、根回り9.8メートルと存在感抜群。神々しいその姿に圧倒される。
真正面を向いている拝殿前の狛犬は、尾道市内で尾道石工が制作した最古のものと伝えられる。大型でどっしりとした姿に心が和む。
毎年2月は節分祭を開催。一般的な豆まきとは異なり、人形と一緒に年齢の数だけ豆を持参し、お参りするのが艮神社の習わしとなっている。

神社でいただいたお神札は明るく清らかな場所で、目の高さより上に祀る。向きは南または東向き。壁の後ろや上にトイレがある場所は避ける。年が改まったら古いお神札は返納し、新しいお神札を祀りましょう。

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