• ご朱印帳のすゝめ

吉井山 成福寺

吉井山 成福寺

どこか懐かしい風景に溶け込むようなたたずまいが印象的な成福寺。天平11(739)年、奈良時代の名僧・行基が、自ら刻んだ観世音菩薩像を安置し、開基したと伝えられる。 延喜元(901)年、菅原道真が大宰府に左遷される旅の途中、兵庫県高砂市曽根で自身の姿を刻んだ像を空高く投げたところ、加西市にある法華山一乗寺の十一面観世音菩薩像が一緒に飛んで行った。その二体の木像が吉井の地に落ち、十一面観世音菩薩像を成福寺の観音堂に安置したという。後年菅原道真を祀る天神社を寺の鎮守としたことから道真ゆかりの寺として、今も厚く崇敬されている。
境内には「嫁さん、婿さんがくれば福が来る」との願いを込めて平成8(1996)年に建立された約3メートルの石仏「福来い観音」を中心に、嫁来い観音、婿来い地蔵も祀られている。5月の第2日曜には「福来い観音大祭」が開かれ、神職と僧侶が加持祈祷した五円玉の福銭が参拝客に授与される。
8月13日には「お盆迎え火万燈供養会」を開催。寺の境内一円に約2500個のろうそくが配され、あたりをほのかに浮かび上がらせるさまは、幽玄の美を感じさせる。

今年1月には地元の中高生らの協力を得て、井原デニムを使ったお守りが完成した。本尊の不動明王をデザインしたお守りには「一願」と記された特徴的な五角形のポケットが付き、専用の祈願用紙に願い事を書いて入れると願いがかなうという。

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