• ご朱印帳のすゝめ

御袖天満宮

御袖天満宮

 菅原道真公を祀り、古来より「学問の神様」とあがめられている御袖天満宮。地元では親しみを込めて「天神さん」と呼ばれている。印象的な長い石段は、映画監督・大林宣彦さんの尾道三部作の第一作「転校生」で、男女が転がり入れ替わるシーンの舞台として、あまりにも有名だ。
菅原道真公が筑紫の国・大宰府に赴く際、尾道の里人が麦飯と醸酒を供した。道真公はこの歓待をたいそう喜び、衣の片袖を裁って、そこに自らのお姿を描き与えたという。延久年間(1069〜1074)に祠を建ててこの片袖を祀ったのが同社の起源となる「尾道御袖社」。後に御袖天満宮と改称された。
ご神体はこの片袖で、門外不出。昭和48(1973)年には社殿が焼失したものの、ご神体は神職の手により難を免れたという。
「袖振り合うも他生の縁」の言葉にあるように、「縁」を感じさせる袖をモチーフにした手作りのお守りやご朱印が豊富なのも特徴の一つで、美しい和紙を施したものや「転校生」のワンシーンを刷ったもの、さらに毎月25日の「天神の日」限定のものなどが用意されている。

年に1回程度、境内で同社に縁のある手作り作家の作品を展示販売する「袖振りマルシェ」を開催。毎月第4土曜には、小規模の「たもと市」も催している。正月などには、画像を石段に投影するライトアップも行われる。詳細はホームページで。

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