• 草むらのヒーローたち

草むらのヒーローたち No.081

草むらのヒーローたち

人生いろいろ、車生もいろいろ。

備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。

凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。

どんなドラマがあったのだろう…。

誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学6年M.Kくんが撮りました。

 

 

 

第81回


草ヒロ(廃車)data ■メーカー:ダイハツ ■車種:アトレー2代目(550EXターボ4WD) ■年代:1986年~1994年 ■場所:福山市南部


キミの視界には鉄塔と山陽道。
現役の車たちが行き交うのを見守っているかのように、誰かが来るのを待っているように…。
福山市を流れる芦田川の土手下の雑草に包み込まれ、沈み込むように彼は存在していました。
初代デビューは昭和56年、当時のアウトドアブームに乗っかって、ハイゼットの乗用版として大人気でした。
今までの軽1BOXの常識の壁を突き破ったキミ。
運転席と助手席が回転するスーパーマルチシートや、気分まで晴れやかになる大開口の未来的なコスミックルーフ。
アウトドアに便利な1500ワット交流発電機付きなど、カタチ、パワー、空間、スペックを超え、すべてが新しいニューコンセプトで「夢は宇宙大」。
RV車の先駆者として、それまで商用活用のみだった軽1BOXの枠を超えた近代的スタイルを、みんなに教えてくれました。
「すべてを超えて、すべてが新しい。快感とは抜き去る感覚のこと。」

ただ遠くよりぼーっと眺めている山陽道。
日本の物流を支える大動脈を今日も日夜多くのクルマが通行し続けています。
なんだかパターン化した日常生活、仕事中心の毎日…。だいたい決まっている明日、今月、今年のスケジュール。
さあ、とりあえず出発しよう。自分なりに試行錯誤しながら、快感を求めて。
「月も雲間のなきは嫌にて候」
たまには真っ白のカレンダーがあってもいい。
ど正直でなくとも悟られないよう、まぎらかしてもいい。
日々新たな目的地を探して、目の前の道をゆっくり走ろう!
不完全もかえってよしとする。
人生は凸凹道だから面白い。
人生いろいろ、車生もいろいろ…。

ちょっとうんちく


アトレー(Atrai)は、ダイハツ工業の軽1BOX車。ハイゼットの乗用グレード(3代目モデル以前、6代目は乗用ワゴン風デザインの軽貨物車扱いで、4代目は貨物モデルのみ発売されたあと、途中で乗用モデル・貨物モデルが併売され、4代目後期と5代目のみ乗用モデルに統一)に当たるが、2代目以降車名上は独立している。
もともとはハイゼットの乗用版として1981年に誕生した。後に独立した車種となっているが、現在まで車体(ホワイトボディー)はハイゼットとほぼ共通である。
車種は長らく4人乗りの軽自動車だけであったが、2000年には7人乗り1,300ccの小型車となるアトレー7が登場し、1,500cc以下の7人乗り乗用車としては、スバル・ドミンゴ以来となった。一時期、トヨタ自動車にもスパーキーとしてOEM供給されていたが、2004年で販売を終了した。
アトレーシリーズはハイゼットシリーズとともにダイハツ唯一の関東圏工場である群馬県前橋市のダイハツ車体で生産されていたが、前橋工場が完全閉鎖されることになったため、5代目以降は大分県中津市に新設されたダイハツ車体(社名変更し現在のダイハツ九州)の大分中津工場で生産を継続している。初代S65系の半数と、アトレー7は本社池田工場で生産されていた。
2代目(1986年-1994年)
エンジンは2気筒AB型エンジンから、1985年(昭和60年)にミラ、クオーレに採用されていたEB型をアトレー用に変更して搭載している。660 cc化された際に、EB型をベースにしたEF型に変更された。エンジン位置は先代からの継続で、フロントシート下(キャブオーバーレイアウト)となるが、ラジエーターをシート下からフロントバンパー裏へ移動し、エンジンを前寄りとしたことでリア足元のエンジンルーム張り出しを少なくしている。4WDは副変速機付きのパートタイム4WDを採用した。パートタイム4WDはオートフリーホイールハブを採用し、利便性を向上した。ボディデザインは見栄え重視の、流麗なスタイルを採用している。リアドアウィンドウは小型車を含めた1BOXで初の下降式を採用、窓の上下幅を広げており室内の開放感は高かったが、スタイル重視が仇となり、室内は先代より狭くなっている。大型ガラスサンルーフのコスミックルーフ、フロントガラスサンルーフを装備した車種もある。大型のガラスサンルーフは軽1BOXで初めて採用された。後に電動スライド化される。
•1986年(昭和61年)5月 – フルモデルチェンジ。後退灯をリアランプから分離してリアバンパー右側に、リアのナンバープレートの位置をテールゲートからリアバンパーにそれぞれ移設。
•1987年(昭和62年) – オールタイム4WDのSXターボが登場する。オールタイム4WDはセンターデフ付きパートタイム4WDで、副変速機能はないが、センターデフロック機能を有している。現在この4WDシステムは2WD化機能を省いてテリオスキッド、ビーゴに装備されている。
•1988年(昭和63年) – マイナーチェンジを行い、異型ヘッドランプを採用。4MTモデルが消滅。MT車は全て5MTとなる。ターボエンジンはキャブレターのままであったが、出力が向上したほか、オートチョークに変更された。内装色はボディカラーに合わせたブラウン系とブルー系の2色から、グレー系に纏められた。
•1989年(平成元年) – 電動ガラスサンルーフを装備したターボFX、スポーティグレードのターボXXが登場。フロントバンパーとステアリングホイールのデザインが変更される。外板色はツートーンの選択が可能となった。
•1990年(平成2年) – 660cc新規格化される。
•1991年(平成3年) – ターボ車がEFI化された。クルーズ系はカラードバンパーなどを装備し、通常グレードよりも安価であったため、販売の主力となった。特装車としてアトレーデッキが登場した。ボディはデッキバン同様で、装備はターボFXと同様である。
•1992年(平成4年) – 4WDのNA車にAT車を追加。350kgの積載が可能なGXが消滅し、全車200kg積へ統一された。特別装備グレードがカタログモデルへ昇格し、グレード構成が整理された。
•1993年(平成5年) 12月[1]-生産終了。 在庫対応分のみの販売となる。
•1994年(平成6年)1月 – 3代目と入れ替わる形で販売終了。
wikipediaより抜粋

カタログより
・楽しさ新発見。若い顔で新性能。
・回転対座、フルフラットシート、フルベッドなどの自由なフォーメーションが可能な軽初スーパーマルチシート。
・ひとつのカベを突き破った、こんどのアトレー。
・パワーアップ、新開発3気筒インタークーラー・ターボ。
・光と風を呼び、独創コスミックルーフ。
・軽初の、回転対座・スーパーマルチシート。
・オールニューシルエット、流麗エアロライン。
・究極の、マルチコントロール&フルシンクロ4WD。

 

主要諸元
車名・型式 アトレー2代目 ダイハツM-S81V
車種・記号 S81V-WFHMT
全長(mm) 3195
全幅(mm) 1395
全高(mm) 1870
ホイールベース(mm) 1810
トレッド(前)1210 トレッド(後)1220
最低地上高(mm) 170
荷室長(mm) 1645
荷室幅(mm) 1270
荷室高(mm) 1150
床面床地上高(mm) 655
車両重量(kg) 890
最大積載量(kg) 200
乗車定員 4人
最小回転半径(m) 3.6
エンジン形式 EB型・水冷4サイクル直列3気筒OHCインタークーラーターボチャージャー付き
総排気量(cc) 547
圧縮比 8.6
最高出力(PS/rpm) 52/6000
燃費(km/l) 24.4
最大トルク(kgm/rpm) 7.2/4000
クラッチ形式 乾燥単板式ダイヤフラムスプリング
トランスミッション 前進5速後進1速
ステアリング ラック・ピニオン式
サスペンション (前/後) マックファーソン・ストラッド式コイルスプリング/リジッドアクスル・リーフスプリング
燃料タンク容量(l) 35
ブレーキ(前/後)ディスク/リーディング・トレーリング
タイヤ(前後) 145R12-6PRLT

 

 

石原隧道(1960)

 

 

※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒にのんびりと探索・撮影・紹介している趣味コンテンツです。
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※草むらのヒーローとは、旧車専門誌「ノスタルジックヒーロー」の人気読者投稿コーナーに由来する名前で、通称「草ヒロ」と呼ばれています。クルマ好きの間では草むらや空き地、山の中で放置され、ひっそりと朽ちゆく、もう動かないクルマたち(草ヒロ)を眺め、往年の活躍に思いを馳せ、情緒を感じる文化のようなものになっています。
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