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まちづくりの拠点施設 町家風「鞆てらす」が開設 交流促進と町並み保存図る

鞆てらす

福山市鞆町の国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)内に7月30日、住民と観光客の交流や町並み保存の拠点施設となる「鞆てらす」=写真上=がオープンした。開設記念式典が同日行われ、関係者らは施設を通じた鞆の魅力発信に期待を寄せた。

鞆てらすは江戸期の町屋を改修するとともに、町家風の新たな建屋を増築した2階建ての施設。1階の展示エリアには、大型スクリーンで祭りを中心とした鞆の年中行事などを紹介するコーナー=写真中、重伝健地区や町並み保存について解説するコーナーなどを整備した。 2階には「鞆まちなみ再生活用相談所」を設け、建物の改修のほか空き家や移住に関する相談も受け付ける。住民や観光客が交流できるスペースもあり、観光情報も提供する。 市が約6億2000万円をかけて整備。施設の運営は地元のまちづくり推進委員会に委託し、官民協働で活用を図っていく。

開設記念式典では記念のテープカット=写真下=や、鞆の浦学園の生徒による太鼓の演奏も行われた。その後は参加者が施設内を見学した。  鞆てらすは入場無料。開館時間は9〜17時で、火曜と年末年始が休館。【問】☎084-982-6760

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