• 昭和レトロレシピ

甘さが控えめ!プルっとした弾力「葛餅」

「葛餅」

再現 昭和レトロデザート(参考「主婦之友三月號第一付録」)

【材料と器具】

葛粉…1カップ

砂糖…2カップ

水…3カップ

きな粉、塩…各少々(合わせておく)

ボウル、鍋、振るい、ヘラ、型

【準備】

湯煎するお湯を沸かしておきます。

【作り方】

①ボウルに葛粉を入れ、水を少しずつ加えながらダマのないように揉みこなして、砂糖を入れて湯煎にかけます。

②湯煎にかけながら(湯煎が大変な場合は、1カップの水を葛粉に少しずつ加えた後、砂糖と2カップのお湯を加えながら混ぜ、弱火にかけて透明になるまで練っても良い。)、葛湯を練る要領で透明になるまで練りあげ、流し箱に濡れ布巾を1枚敷いて、1cmほどの厚みに平らにならして固めます。

③ある程度固まったら、板の上に優しく取り出し、好みの大きさに切って器に盛り、きな粉と塩を合わせたものをたっぷりかけてさらに上から白砂糖をすこしふりかけて頂きます。

★葛餅の方に甘味がついていますから、きな粉には砂糖は入れません。

★仕上げに蒸し器で5分ほど蒸すと透明な葛餅になります。

【スタッフ実食!昭和のお菓子どうですか?】

「食感はもちもちとしていて、子どもの頃に食べたことのあるような懐かしい味。」

「きな粉が砂糖など入らずにシンプルだったので甘さが控えめで、あっさりしていて美味しかった。」

「プルっとした弾力の独特な歯応えと上品な甘さに気分も華やいだ。」

「大きく切っていたので、男性も食べ応えがあってよかった。」

【お菓子の知恵袋】

くず餅は関西と関東で全く異なるということは知っていますか?

関西の葛餅は葛の根から精製した本葛を原材料とした物のことを言い、関東の久寿餅は小麦粉からグルテンを取り除いたものを発酵させた物のことを言います。

【葛粉ってナニ?】

葛粉の原材料として知られる葛(くず)は、マメ科ツル属の多年草です。

夏の間に光合成をして、秋から冬にかけて、地上に出ている葉が枯れ落ちる頃に養分がでんぷんとして蓄えられるので、葛粉に使われる葛は冬に収穫されます。

【調理・解説者コメント】

葛粉はでんぷんなので、水に混ぜて加熱すると透明になり、冷えると白くなります。ですから、少し冷めて透明になった葛餅は蒸すと再加熱されて透明になりますよ。

※作った葛餅は2日ほどで食べきるようにしてください。

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