お月山・国界石(奈良原遺跡ロード)
謎の天文遺跡?ミステリー体験!
福山城主水野勝成公の隠れ家伝説が残る『奈良原遺跡』ロードから続く山道を登ること20分、神辺町奈良原地区と井原市高屋町西山の銀山谷地区の境界山頂に、『お月山』と呼ばれる巨大な陰陽石があります。半円状の自然石に三日月と太陽『月天さん・日天さん』が彫られ、海の干満や農作業の区切りなどに満ち欠けを繰り返す再生の神様(お月さん信仰)として暦法と合わせて祀られています。真ん中の割れ目は備後と備中の国境なんだとか。裏側にある遙拝石という石の上からお月山を眺めると、なんと冬至の日にのみ、お月山の割れ目から昇る朝日が見られるのだそう!年にたった一度だけ、数分間しか見ることができない、貴重な光景ですね!以前は冬至の日に地域の住民によって冬至祭が開かれ、いも汁が振舞われていたそうです。
ここだよ
お月山の背後の尾根には国界石(国境石)が4つ点在していて、お月山とこれらをつなぐとナント、カシオペア座(英文字のW)の形に配置されていて、驚くことに実際の星座と同じようにその中心線の延長線上には、布衣頭塚(へいとづか)と呼ばれる北極星に当たる磐座(信仰の対象となる巨石)があるんです!3段の石垣の上に築かれた超巨大な石室です。
西山1号古墳
お月山から約500mも離れているのに、どうやって古代の人々が位置を把握し石を配置できたのか、天文学的な知識があったのか、とってもミステリアスで不思議ですよね!今回はとても神秘的な遺跡を見てパワーをもらうことができました。いつか冬至の朝日を拝みに来たいです!
休憩所
駐車場
INFORMATION基本情報
名称 | お月山・国界石(奈良原遺跡ロード) |
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住所 | 広島県福山市神辺町上御領 |
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