奈良原遺跡ロード(【A】古墳群・磐座コース 【B】お月山・国界石コース)
県境の古墳ロード【A】を巡ろう!
趣のある立派な石垣・土塀のある古民家の横を通り「奈良原遺跡ロード」の看板がある遊歩道を進んでいくと、土地の神様・地神が見えてきます。この山には20柱近く祀られているそう。さらに登っていくと道を阻むように迫力ある奈良原第1号古墳に出会いました。自然崩壊しているようです。磐座コース方面へ歩くと山のシンボルの巨岩(磐座〈いわくら〉)が見えてきます。ビルの2階ほどの高さの岩の頂上からは、笠岡・瀬戸内海のあたりまで見えました。引き返し、青々と茂る竹林の中に、かつての荒神社の神田跡が見えてきました。
江戸期の神辺平野で最大の集落だった『奈良原』
近年まで35戸位あった事など古民家地主の井上様に教えてもらいました
巨岩に登って大パノラマ
立派な石垣で作られた棚田と整備された竹林は何とも言えない神秘的な空間です。ベンチでしばし休憩し、さらに県境の尾根を進むと第3号古墳、第4号古墳の奥に、奈良原古墳群最大の横穴式石室(右片袖式)を持つ第5号古墳が現れます。古墳時代末期に形成され、全長6.8m、幅・高さともに2mの珍しい正方形の石室で、入り口の構造や石の大きさから、有力者が埋葬されたと言われています。どんな人物だったのか、想像が広がりますね。
他にも戦後まであった採石場跡や石切場跡、祭祀遺跡など見所いっぱい。今回の遺跡巡りは往復で60分ほど。アップダウンはありますが、小学校中学年以上なら難なく周れそうです。足元に気をつけて是非親子で行ってみてください。
休憩所
駐車場
INFORMATION基本情報
名称 | 奈良原遺跡ロード(【A】古墳群・磐座コース 【B】お月山・国界石コース) |
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住所 | 広島県福山市神辺町上御領 |
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