県史跡 迫山第一号古墳
軽いハイキングで立派な石室が見れる!!
パパが小さく見えるくらい大きいぞ!
山のほぼ頂上にある迫山第一号古墳は12基ある迫山古墳群の中で一番大きい古墳。直径21.5m、高さ5mの古墳時代後期の円墳で、昭和61年に広島県指定史跡に指定されています。
大型の片袖式横穴式石室は全長11.6m、玄室は長さ6.4m、高さ・幅2.5mとかなりの迫力。山の上にあるにもかかわらず、駅家町二子塚古墳(両袖式横穴式石室・双龍環頭出土)にも匹敵する巨大石室で広島県内第2位の玄室内空間容積を誇ります。大きさの異なる石が積み上げられていて、隙間がたくさんあるのに安定しているのが不思議です。石室からは副葬品として環頭太刀(県内4つの内の1つ)、直刀などの美術品として価値の高い武器類を始め、馬具や装身具、土器など計274点がザクザク大量に出土し、県指定重要文化財に指定されています。
国分寺から西へ350mに登山口あり
中でも単鳳環頭太刀はさやと柄に金銅製の金具、柄の先に鳳凰の透し彫りがついたもので、畿内ヤマト王権が地方へ進出する過程で各地の豪族に政治的・軍事的シンボルとして分与したものとされているそう。石室の規模や出土品から、当時神辺平野東部地域で最も有力な首長のものと考えられているらしく、ワクワクしながら見学しました。
一周約30分
帰りは山を下る途中にある第9号古墳(全長11.6m片袖式石室)を見学して、約30分程で見て回れました。親子で行ける気軽な古墳コースとしてオススメですよ。
休憩所
駐車場
INFORMATION基本情報
名称 | 県史跡 迫山第一号古墳 |
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住所 | 広島県福山市神辺町大字湯野迫山 |
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