奥出雲おろち号
子どもと一緒に乗り鉄&撮り鉄!
出雲神話の舞台である奥出雲の山あいを走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」。山陽と山陰を結び、中国地方で最高の標高727mに位置する三井野原駅を超えていく木次線で運行しています。青と白、星で彩られた列車は、ディーゼル機関車(DE15)が客車2両(スハフ12・13系)を引っ張る編成で、そのうち1両がガラス戸のない開放的なトロッコ列車。レトロな客車で心地よい風を全身に浴びながら、のどかな田園風景を満喫できます。
最大の見所は、高低差約167mの急勾配を登っていくための、全国でも珍しい「三段式スイッチバック」。列車が進行方向を二転し、ジグザグに進んでいきます。ほかにも11本の橋と3つのトンネルで結ぶ日本最大級の二重ループ道路「奥出雲おろちループ」や、谷底まで約100mの真っ赤な橋脚が大迫力の「三井野大橋」を車窓から眺めることができます。列車内では車掌さんが見どころを解説、フォトスポットでは徐行や停車をするので、シャッターチャンスを逃しません。乗車特典としてもらえる記念乗車証やスタンプも用意されていますよ。
哀愁漂う待合室
また寿命100年の古狸も愛飲したといわれる伝説の延命水が湧いていたり、焼き鳥やお土産の販売をする駅もあります。出発駅である山の中の秘境駅「備後落合駅」では、国鉄時代の制帽をかぶって、記念パネルでパシャり!元機関士のボランティアガイド・永橋さんが、乗り換えの誘導や待合室に展示された鉄道の黄金時代を伝える写真や資料の解説をしてくれます。蒸気機関車の転車台や機関庫、売店などなど、交通の要所として栄え、最盛期(1965年頃)には100名以上の職員がいたその当時の面影が残っています。
新緑の時季もいいですが、紅葉の季節の景色は圧巻!絶景を眺めながら、古事記の神話の地・奥出雲を満喫しませんか?詳細はJRで確認してね。
座席や照明がウッディーでレトロ♪
INFORMATION基本情報
名称 | 奥出雲おろち号 |
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住所 | 木次線木次駅~備後落合駅間(60.8km) |
営業日時 | 1日1往復・各駅停車・全席指定 |
※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。