その他エリア更新：2020年09月30日

大久野島（ウサギ島・毒ガス島）

プチ島旅！ウサギと出会うアイランドリゾート

竹原の忠海港から船で約15分の瀬戸内海に浮かぶ大久野島。船でしか行くことのできないこの小島は、世界唯一のウサギ島として大人気です。瀬戸内海国立公園に指定された周囲約4.3kmの島には約900羽ものかわいい野生のウサギ（アナウサギ）が住んでいて、今やSNSで話題沸騰中！！国内外を問わず多くの人が癒やされに訪れています。

フェリーにのったよ！

バスにも乗ったよ！

島全体が瀬戸内ではめずらしいラドン天然温泉が湧く「休暇村大久野島」となっており、キャンプやサイクリング・テニス・釣り・夏には海水浴や屋外プールも楽しめます。車の走っていない（島内乗入禁止）アイランドリゾートなので、小さな子ども連れでも安心して散策できるよ。（ちなみに民家はゼロ）島内のウサギは野生とはいっても人慣れしていて、人を見るとたくさん寄ってきます。人前に出ているウサギは全体の1〜2割程度ですが、雨あがりには特にたくさん出てくるらしいですよ。「かわい〜！」さっそく用意してきたエサ（キャベツ・人参・ペレットが好き）をあげました。お菓子やパンをやったり、抱っこや追跡などはしないように気をつけよう。

こんにちわー

ワーレン（巣穴）に住んでるよ

また忘れてはならないのが、戦時中この島には旧日本陸軍の毒ガス工場が建設され、化学戦に使う毒ガスや爆弾を密かに大量製造し、その事実をかくす為、地図からも消されていたという過去を持つということ。当時を偲ばせる砲台跡や変電所、毒ガス貯蔵庫など軍事施設の廃墟が今でも島内いたるところに残っており、毒ガス資料館にはその記録資料などが展示されています。ここで働かされ犠牲となった人々やここで造られた毒ガスの使用により多くの人々が命を落としたことは、大変痛ましく忘れてはいけない歴史です。ぜひ子ども達と一緒に立ち寄って見て、毒ガス製造の悲惨さを学習し、平和について考えるきっかけとなればいいなと思います。