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福山城公園プロムナードに 「江雪左文字」の銅像設置

ふくやま美術館

人気ゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」に登場するキャラクター「江雪左文字(こうせつさもんじ)」の銅像が、ふくやま美術館前広場(福山市西町)内の福山城公園プロムナードに設置された。3月2日に除幕式が行われ、全国から集まった同ゲームのファン「刀剣女子」らが祝った。
江雪左文字は、同美術館が所蔵する国宝の太刀「銘 築州住佐(ちくしゅうじゅうさ)」こと江雪左文字を擬人化したキャラクター。太刀は福山市名誉市民で㈱エフピコ創業者の小松安弘氏(1937─2017)が所有していたが、死後に他の国宝や重要文化財などの刀剣一四口とともに市に寄贈されていた。
その後、小松氏夫人の啓子さんが「刀剣コレクションの魅力を多くの方に知ってほしい」として銅像の制作費用を市に寄付した。
除幕式には啓子さんのほか、長男の毅至さん、エフピコグループの佐藤守正代表らが出席。枝広直幹市長らと一緒に除幕すると、キャラクターの設定と同じ高さ187cmの像が姿を現した。啓子さんらは像に見入っていた。
同ゲームは特に女性の間で人気だが、キャラクターの銅像化は全国初といい、話題を呼んでいる。毅至さんは「スタイルのよい像で感動している。たくさんの方に見にきていただきたい」と話した。
同美術館と福山城博物館、ふくやま文学館は27日まで、銅像設置を記念したゲームとのコラボ企画を実施している。特別展や常設展を観覧した人に、各館オリジナルの「江雪左文字しおり」を配布する。

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