明王院

明王院 本堂本尊のパネル設置 2024年の御開帳控え

 福山市草戸町の明王院に、国宝の本堂の本尊である国重要文化財の仏像「木造十一面観音立像」のパネルが設置された。33年に一度ご開帳が行われ、次回は2024年。今年本堂が建立七〇〇年を迎えることと合わせてPRする。

 パネルは高さ1.8m。昨年12月に本堂正面に設置した。広島県立歴史博物館(福山市西町)から許可を得た画像を使った。

 同像は本体の高さが1m42cm。1899年に国重文に指定された。平安初期の9世紀の作で、伝教大師(最澄)の手になると伝えられる。頭部は後世の補修が見られるが、体部分は制作当時の物という。広島県教育委員会のホームページによると、深い彫りと強い線、均整が取れた姿態、柔和な面相を持ち、優雅な気品を感じさせる。

 通常は本堂内の厨子の中に安置されて見ることができない。24年のご開帳は11月3日前後を予定する。

 本堂は1321年の建立。歴代福山藩主の祈願寺となるなど、福山藩との縁が深い。建立七〇〇年が福山城築城四〇〇年の前年に当たることから、同市は機運醸成を目的とした記念イベントを実施する予定。イベントにはパネルの制作に協力した住民団体「明王院を愛する会」も参画する。