広島県立歴史博物館

「守屋壽コレクション」 県立歴史博物館が寄贈受ける 古地図など歴史資料1350点

 

広島県立歴史博物館(福山市西町2-4-1、地頭所久美子館長)は10月14日、福山市出身で元メリルリンチ日本証券㈱会長の守屋壽さん(東京在住)から、35年かけて収集した古地図や絵画などのコレクション計1350点の寄贈を受けたと発表した。11月20日から主要資料を展示する記念展を開催する。守屋さんは2014年から19年にかけて4回にわたり、古地図や古文書などの歴史資料や図書資料1226点を同館に寄託していた。今回、新たに124点の資料を加えて寄贈した。1493年にドイツで印刷された世界図(16年寄託)=写真上=は印刷された最初期の世界地図の一つ。18年に寄託された「日本扶桑国之図」=写真右=は室町時代の日本地図で、日本列島全体が欠損なく現存している最古の日本地図。他にも日本初の印刷世界地図「万国総図」(16年寄託)など貴重な資料がそろう。新たに寄贈された絵画資料「長崎図」=写真下=は江戸時代前期の長崎市中を描いたもので、日本人と中国人が共に暮らす様子が分かる。「オランダ船図」は1782年に江戸中期の思想家・林子平が刊行した。11月20日─12月6日には寄贈資料のうち主要な50─60点を展示する記念展を開催する。館内に常設展示コーナーも設ける予定で、来年度以降も企画展を計画していく。(写真はいずれも「守屋壽コレクション」より、広島県立歴史博物館提供)