独立行政法人国立病院機構福山医療センター
福山医療センターの小児科 保育施設対象に無料の「こども出前講座」 テーマは誤飲・窒息・熱性けいれんなど
独立行政法人国立病院機構福山医療センター(福山市沖野上町4-4-17、稲垣優院長)の小児科はこのほど、「こども出前講座」を始めた。
対象は同市内の保育所や幼稚園・こども園の職員。「保育士さんの不安や負担を少しでも軽減したい」と、同センターの小児科医師や小児救急認定看護師、小児病棟の看護師や薬剤師ら=写真上=が子供の病気に関する最新情報を提供し、適切なケア方法を指導する。
「保育施設へ出向いて病気を説明したり救急対応を教え、実技指導や質疑応答も行います」と同センター小児科医長で同講座グループリーダーの藤原倫昌医師=写真下右。オンライン会議システムのZoomでの開催にも対応する。
メンバーの看護師・正木幸さん=同左=は「複数の保育施設にモニターとなっていただき、何度も試行錯誤を繰り返した上で講座を完成させました。分かりやすい内容と、気軽に質問できる雰囲気づくりを心掛けています」と話す。
テーマは「誤飲・窒息」「熱性けいれん」「食物アレルギー・アナフィラキシー」の3つから選べる。今後、施設側の希望に応じてメニューを増やす予定。新型コロナウイルスや薬の飲ませ方・座薬の使い方などについての講座を計画しているという。
開催は月・水・金曜の14─15時で、無料。申し込みは専用のQRコード(下)から受け付ける。
藤原医師は「保育施設の皆さんに、子供の病気や事故に適切に対応できる知識・スキルを習得していただき、医療と施設の緊密な連携によって子供の命を守りたい」と意気込んでいる。
INFORMATION基本情報
名称 | 独立行政法人国立病院機構福山医療センター |
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住所 | 〒720-8520 広島県福山市沖野上町4丁目14−17 |
TEL | 084-922-0001 |
WEB | https://fukuyama.hosp.go.jp/ |
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