一般社団法人ふくやま社中

一般社団法人ふくやま社中 中学生に自習の場を提供 紅葉町に第1号施設

 一般社団法人ふくやま社中(小林史明代表)はこのほど、地元高校生の「勉強するための居場所が欲しい」という願いをかなえるため、瀬戸内地域の学生が学べる場を学校や自宅以外に設ける「STUily」プロジェクトを立ち上げた=写真。

 JR福山駅周辺の店舗やオフィスの会議室などを、利用していない時間帯に学生が自習できる場所として提供してもらう仕組み。第一号は1月11日、ソフトバンク㈱(東京)の協力により同社が昨年12月に開設したデジタル化推進拠点「せとうちTech LAB」(福山市紅葉町2-27、日本生命ビル一階)にオープンする。

 利用者は利用登録をした上で、スタイリィのLINE公式アカウントから利用可能な施設を地図上で確認、予約して訪問する。施設側は利用者のスマートフォンから発行される会員QRコードで本人確認を行う。その際、利用者は施設に関する情報をSNSに投稿し、施設の認知度向上やイメージアップに協力する。

 ふくやま社中は地域で頑張っている個人や団体の活動をサポートし、都市と地方の情報格差解消をしようと、さまざまな事業に取り組んでいる。2020年から「U24高校生大学生創業体験プログラム Sta─sh」を開催しており、これまでに延べ一〇〇人以上の学生が新事業のアイデアを発表した。

 今回のプロジェクトは、スタッシュに参加した高校生ら九人が中心となって準備を開始。企業や飲食店を回り、協力を呼び掛けた。テックラボ以外にもすでに四社がスペースを提供する予定だという。またLINE公式アカウントによる予約システムの開発は、ソフトバンクが無償で担当した。

 当面は高校生のみだが、中学生や大学生にも利用対象を広げる方針。メンバーの近畿大付属広島高福山校二年・角田朋華さんは「図書館がいっぱいで利用できず、自宅でも勉強できないという仲間がたくさんいるので、居場所が出来るのはとてもうれしい。協力してくださる企業や店舗の皆さんに感謝します」と話している。[問]✉ fukuyamashachu@gmail.com(ふくやま社中運営事務局)