福山医療専門学校

福山医療専門学校 VRで救急救命士の実践教育 コロナ禍での実習困難に対応

 新型コロナウイルス禍で救急救命士を目指す学生の病院実習が困難な状況の中、福山医療専門学校(福山市引野町南1-6-45)は12月6日と8日、VR(バーチャル・リアリティー)を活用したシステムを使った授業を実施した=写真。システムは文部科学省の「救急救命向け VR教育プログラム開発事業」の一環として、全国救急救命士教育施設協議会(JESA)が開発中のもの。実際の救急救命現場の臨場感あふれる映像が流れ、専用のゴーグルを装着することでリアルな臨床実習が可能になる。8日の授業には同校の救急救命学科2年の学生が参加。74歳の女性が食物を喉に詰まらせ、心肺停止状態になって病院に運ばれた後で救急処置を行う際の映像が流れた。学生は救命士だけでなく、医師や看護師など救急救命に関わるスタッフ全員の動きを追いながら、必要な動きを確認した。同校救急救命学科の曽田修治学科長は「(VRは)実際の現場の映像で、リアル度が高い」と評価する。授業を受けた佐々木史哉さんは「現場の様子が分かって、良い経験になった」と話していた。