オオキファーム

世羅高原産「美バナナ」販売開始 もっちり食感の幻の品種

 

 大木建設㈱(福山市新市町戸手626-1、吉元大輔社長)が運営する「オオキファーム」(世羅郡世羅町徳市588-2)はこのほど、自社農園で栽培している高級バナナ「美バナナ」の販売を始めた。一本税込み700円。

 同社は2011年に農業へ参入。世羅町に四棟のビニールハウスを建て、リーフレタスやサンチュ、水菜などの水耕栽培を行っている。昨秋、四棟のうちの一棟を改装し、バナナの栽培を開始。農薬や化学肥料を一切使用せず、約一年かけて皮ごと食べられる高級バナナを作り上げた。

 品種は昭和初期、「バナナは高級品」といわれていた当時に輸入されていた「グロスミッチェル」。現在の価値に換算して一本2,000円の高級種として人気を博したが、世界中にまん延したバナナの病気により大打撃を受け、昭和中期には日本の食卓から姿を消したという。現在スーパーに並んでいるのは手ごろな価格のバナナが中心で、グロスミッチェル種はほとんどない。

 バナナの実には美容に良いとされるビタミンB群をはじめカリウムや葉酸、血液をさらさらにするポリフェノールが多く含まれている。食物繊維も豊富で、ダイエットにも最適。皮にもマグネシウム、ビタミンA、ビタミンB6などを含有し、栄養食材として注目を集めている。

 通販サイト「食べチョク」(https://www.tabechoku.com/producers/22520)や「ポケットマルシェ」(https://poke-m.com/producers/261250)で購入できる。今後は地元での販売場所を増やすほか、首都圏などへも販路を拡大する方針。