株式会社 阿藻珍味

「稲田屋」の味を継承 関東煮の持ち帰り販売目指す

㈱阿藻珍味(福山市鞆町後地1567-1、粟村元則社長)はこのほど、9月に惜しまれつつ閉店した大衆食堂「稲田屋」(同市船町)の屋号とメニューの味を継承すると発表した。創業101年の稲田屋は福山を代表する老舗食堂だったが、運営していた㈱稲田屋(稲田正憲社長)の解散に伴い閉店。阿藻珍味が屋号とメニューのノウハウを譲り受け、「関東煮」や「肉皿」など人気の味を途切れさせることなく提供する。阿藻珍味の研究室スタッフが稲田社長から指導を受け、すでに稲田屋の味を体得しているという。「今後は季節ごとの気温・湿度に合わせて微調整を行う」と阿藻珍味の阿藻盛之会長。当面、新店舗の出店はせず、阿藻珍味の既存店での関東煮の持ち帰り販売開始を目指す。「『伝統の味を残すため、阿藻珍味さんに継承してほしい』という稲田社長の情熱とひたむきな思いに心を打たれた」と阿藻会長。「将来的に実店舗も考えているが、まずは研究を重ねつつ、こだわりの関東煮を稲田屋ファンの皆さんに届けたい」と話している。【問】☎084-982-3333