福山大学

バラの酵母で地ビール醸造 福山大が開発 地場醸造所が来月販売へ

福山大学生命工学部の久冨泰資教授の研究室が開発した、福山市で栽培されたバラの酵母を使ったクラフトビールが醸造されることになり、11月4日に市内の醸造所に酵母が渡された。5日から醸造に入り、12月10日の販売開始を予定する。酵母の受け渡し式が同大で行われ、久冨教授が同市伏見町で醸造所を営む「備後福山ブルーイングカレッジ」の小畑昌司代表に、プラスチック容器八本に入ったペースト状の酵母約50gを渡した。小畑代表によると「自分が知る限り、バラの酵母でのビール醸造は初めて」という。醸造に使う酵母は市内で栽培された真紅のバラ「ミスターリンカーン」から抽出した物。久冨教授は「ビール醸造に高い適性を持つ」とする。「バラ酵母を丸ごと生きたまま楽しむ、というコンセプトで醸造したい」と小畑代表。酵母による濁りと麦芽によるフルーティーな香りの両立を目指す。330ml入りの小瓶約400本を製造予定で、価格は600〜700円程度になるという。久冨教授と小畑代表は「福山産のバラを使って地域性豊かなクラフトビールを醸造し、福山を全国に発信したい」と声をそろえる。