村田相互・UID設計共同体

県営引野住宅建て替えで設計担当事業者に選定

 

㈱村田相互設計(本社・広島市)と㈱UID(福山市木之庄町3-10-20 森×hako二階、前田圭介代表取締役)でつくる村田相互・UID設計共同体は10月23日、広島県から県営引野住宅四号館ほか5棟の建て替えなどに際して設計事業者に選ばれた。1970年から71年にかけて造成された大規模団地・県営引野住宅(同市引野町南)内の、4-10号館の建て替え整備事業。同業務で委託される部分の基本設計と、一期工事(約45戸)の実施設計を担当する。6棟215戸で、延べ床面積は約12,660㎡。うち一期工事分は45戸で約2600㎡(エレベーターホール・倉庫を含む)。さらに集会所(約100㎡)、駐車場(215台分)、駐輪場(430台分)なども整備する。工期は三期に分かれ、各期において入居者は他棟に一次移転し、順次建て替えを実施する。設計から建設工事の完成までは約10年を要する長期事業となる。一期工事は2022年度着工、23年度完成の予定。31年度に全体の事業完了を目指す。同共同体はプロポーザル(提案)方式の公募に応じた。設計案では、住居棟は空を飛ぶ雁の列のような「雁行配置」となり、一階部分はピロティーにして敷地に一体性を出し、集会所での活動など住民同士の交流が活発な様子を団地全体に表象させる。敷地外周には遊歩道を設けて、緑豊かな周辺環境を取り込む。選定に当たっては、これらの点が高く評価されたという。