キングパーツ株式会社

キングパーツ会長 故・髙橋孝一氏「お別れの会」

837人が参列し冥福祈る

 7月31日に89歳で亡くなった精密機器製造のキングパーツ㈱(福山市御幸町下岩成879-1)創業者で会長の髙橋孝一氏の「お別れの会」が10月24日、福山ニューキャッスルホテル(同市三之丸町)でしめやかに営まれた。所属していた団体の関係者や仕事を通じて親交のあった人など837人が参列し、故人の冥福を祈った。

 一代で同社を全国に名をはせるまでに育てた経営者としての言葉も紹介された。「キングパーツのキャッチコピー『ロストワックスの可能性を拡げる』は、我が社の特徴を表しています。すなわち、今までの鋳造品の概念を変えて、機械加工完成品に近い鋳造品を作り出し、市場を広げているということです。そこそこの精度、鋳物より多少良いというくらいでは、結局値段競争になるだけです。より精度の高い要求がある市場に目を向けていきましょう」

 地域貢献にも力を注いだ髙橋氏。神辺ライオンズクラブ・菅茶山遺芳顕彰会・神辺観光協会・神辺ふるさとの会・堂々川ホタル同好会などで会長を歴任。特に同同好会では、堂々公園や堂々川周辺の整備や国の登録有形文化財である砂留の景観をよみがえらせた活動が評価され、2014年には国土交通大臣から感謝状を贈られた。

 髙橋氏は1932年生まれ。57年大阪外国語大を卒業。繊維関係の貿易商社に勤務し、海外渡航歴は100回を超える。64年に東大阪市でキングパーツを設立し社長に就任。2010年から会長を務めた。