福山市役所

河川の水位をリモート監視 手城川流域で実証実験 防災情報に活用へ

福山市東深津町、南蔵王町、東手城町、引野町の手城川流域の6カ所で、水位センサーやモニターカメラを組み合わせた複合システムを活用し、河川の水位を監視する実証実験が行われている=写真。実験期間は来年3月末まで。河川や内水路の水位の変化をリモートでチェック、集まったデータを防災情報に活用する。電子部品製造の太陽誘電㈱(東京)がシステムを開発し、総合設備工事の㈱サンテック(同)が設置を担当。取得したデータは福山大が分析する。太陽誘電は群馬県内でも実証実験を行っているが、「まるごと実験都市」を掲げる同市にも実験を打診。2年前の西日本豪雨で被災した同川流域を実施場所とした。電波式の水位センサーは小型で、軽量。カメラは夜間でも鮮明な画像を映すことができる。こうした機能を組み合わせることで、市街地に大量の雨が降ることで生じる「内水氾濫」を把握し、中小河川を面的に監視する防災情報システムを構築する。データは自治体に送信し、災害の際の迅速な初動体制につなげる。またスマートフォンでの閲覧も可能とし、可視化した災害情報を提供する。実験は来年3月までだが、出水期まで延長する可能性もあるという。太陽誘電の高木亨・新事業推進室統括室長は「身の回りの状況を早期に理解できる仕組みをつくり、自助・共助による早期の避難につなげたい」と話す。実証実験はソフトバンク㈱(東京)も同川流域の4カ所で水位計測の実験を行っている。