㈱キャステム

キャステムが金属化し世界へ 「原爆の子の像」モデル 佐々木禎子さんの折り鶴

 精密鋳造メーカーの㈱キャステム(福山市御幸町中津原1808-1、戸田拓夫社長)はこのほど、平和記念公園(広島市)にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんが生前最後に折った折り鶴を金属化し、発売した。同社は2017年から、著名人の体の一部や道具など本物から型を取り、3Dスキャンして商品化するブランド「History Maker〈ヒストリー メーカー〉」(https://www.history-maker.jp/)を展開している。「広島県の企業として、平和の象徴である折り鶴を通じた発信ができれば」と提案し、金属化による量産に踏み切った。禎子さんが最後に折った折り鶴の実物を3Dスキャンし、金属に。最新のデジタル技術と伝統ある精密鋳造技術により、紙製の折り鶴をステンレス製の“永遠の折り鶴”としてよみがえらせた。折り目や紙の質感まで完全に再現し、「SADAKO」と命名した=写真。通販サイトなどを介して世界中の人へ届ける。価格は1つ1100円。縦7mm×横23mm×高さ13mmで、重さは1g。同社の通販サイト「IRON FACTORY〈アイアン ファクトリー〉」(https://www.ironfactory-castem.com/)や、おりづるタワー(広島市)などで販売している。「折り鶴に込められた禎子さんの思いを感じてほしい」と同社。売上の一部は一般社団法人禎子の折り鶴(福岡県)へ寄付する。【問】☎084-955-2221