早川ゴム㈱

早川ゴム 屋根防水の改修工事に 専用下塗り材を開発

 早川ゴム㈱(福山市箕島町南丘5351、横田幸治社長)はこのほど、大規模建築物の屋上防水に用いる同社製の軟質塩ビシート「サンタックIB」で改修する際の新たな工法として「IB─RS─BM工法」の販売を開始した。20〜30年前に建てられた工場や倉庫の多くは、金属の波板屋根の上に「TPOシート」という防水材を使用している。TPOシートは紫外線に対する耐久性が高い半面、接着剤の付着性が悪いとされている。防水材の計画耐用年数は約20年で、これから改修が必要になる建築物が全国に数多く存在するという。「機械的に固定した場合、屋根裏に天井がない建築物は、ビス固定時に生じる切り粉が落下し、工場の稼働や商業施設の使用に大きな影響が出る。その問題を解決するため、1年前から開発を始めた」と、同社技術本部部長で事業開発グループリーダーの一反田康啓さん。同社は今回、TPOシートへの接着改修工法を可能にするプライマー「IB─TPO プライマーMR─Z」の開発に国内で初めて成功。同社の技術本部機能性粘着材チームが有する、接合しにくい物同士を強力に固定する「粘着配合技術」をベースに考案した。IB─RS─BM工法は、既存のTPOシートの全面に同プライマーを塗布した上で、サンタックIBシートを施工することで、工場の稼働などを制限せずに改修工事が可能となる。【問】☎084-954-7801