吉相グループ

「移動葬儀車」を導入 へき地へ出張、車内で会葬

葬祭会館や墓石販売の吉相グループ(藤原清隆代表)はこのほど、車内で会葬ができる「移動葬儀車」を導入した=写真上。グループ会社の㈱絆が運営する「本館葬祭ホール絆」(笠岡市美の浜3-3)を拠点に、葬儀場のない山間部や島しょ部へ出張する。同グループによると、移動葬儀車は中四国で初の試みという。

5.5tトラックがベースの葬儀車は長さ約11m。荷台に載っているコンテナが葬儀会場となる。特殊車両を手掛ける山口県柳井市の会社に委託して製造した物。内部の広さは約30㎡で、20人程度の参列者を収容できる。冷暖房や音響設備を備え、祭壇は供花のアレンジなども可能=写真中。車の後部から入って側面から出られるようになっており、車椅子用のリフトも付いている。葬儀車を担当する同グループの西岡修平課長は「家族葬のホールが現地に直接伺うという感覚。通常の葬儀同様に利用していただける」と説明する。感染症対策にも配慮。内部の椅子は固定されておらず、減らすことで間隔を空けられる。コロナ禍終息までは後部や側面を開放して式を行うほか、強力な換気扇で空気を入れ替える。50インチのモニターもあり、車外でも式の様子を見られる。葬儀はスタッフ3人程度で担当する。宿泊用のサポートカー(長さ約10m)は2段ベッドやソファ、脱衣所やトイレも備えており=写真下、親族や僧侶の控え室、参列者が多い場合の待合としても使える。費用は税込み55万円(会食費・僧侶へのお礼は除く)で、「ホールでの同規模の葬儀と大きくは違わない」という。出張費は現地までの距離によって変わり、サポートカーはオプションとなる。葬儀車を停めるスペースは原則として同グループが手配するが、遺族側で用意してもよい。対象エリアは岡山県全域と広島県東部。すでに神石高原町などから問い合わせがあるという。【問】本館葬祭ホール絆☎0865-67-6767  ▽吉相☎0865-65-0101