株式会社キャステム

「継手ジュエリー」開発 日本の技術を身に着けて

精密金属部品メーカーの㈱キャステム(福山市御幸町中津原1808-1、戸田拓夫社長)はこのほど、宮大工の㈲匠弘堂(京都市)と共同で、木造建築に用いられる「継手」をデジタル技術で再現した金属製ジュエリーを開発した=写真。継手は大きな建造物を構成する場合に、部材同士をつなぎ合わせる接合部分を指す。伝統建築に使われている継手は1300年以上の歴史を持つとされ、くぎや金物を使わずに強度と美観を両立させる日本独自の進化を遂げて現代に伝わっている。継手ジュエリーは、本来チェーン部分に付いている留め具がなく、主役であるトップ部分を継手にしたネックレス。継手の構造をそのままに、3つのパーツを組んだり外したりすることで着脱できる。使うたびに組み木の仕組みを体験し、理解を深められる仕様。木造建築を意識し、組むと素朴なデザインとなり、外すと複雑な構造を楽しむことができる。キャステムは、運営するものづくりスペース「京都LiQ」(京都市)で、京都ならではの伝統工芸や伝統技術の継承・保存に取り組んでおり、匠弘堂との共同開発が実現した。【問】京都LiQ☎075-325-1811